プワゾンドールズ #3
- ハッピーエンド クリスマス -
シスター・マリア
extra.あとがき
あとがきざます。
何でいきなりこんなモン付いてくるのかっつーとシスマリには色々なウラのそれがあるのです。
まあこのまんま埋もれさすのもナニなので大公開しましょうかねえってなカンジ。
ストーリーについて
まあなんだ。この話の教訓は『人事を尽くして天寿を全うする』です。アレ、何か違うな。
クドリャフカが最後に言ってた『私は死ぬ時にこの世のすべてにありがとうと言いたい』ってのはまあ、デニムが尊敬して
止まない永野のりこのマインドですよ。
好きな人がいればいつかきっとこの世界が大好きになれる。
いないなら諦めろ。嘘です。
大好きな人を作っておくというのは多分大切な事なんでしょう。
ミラクル鬱ベイビー・ガガっちですが、名前の由来はロシアのガガーリンさんから由来しています。
ガガーリンさんってのは人類で始めて宇宙行ってアレした人なの。
地球は青かったって言った人。確か。
でも何かロシアって秘密裏に色々宇宙開発を進めてたみたいで、実際は第二か第三のパイロットだったんだって。
アメリカとの冷戦の真っ最中だったらしいしねロシア。
前作のクレイジーハートブレイカーの蝶姐がかなり肉体的に強いキャラだったので、今度は弱いやつで行こうかと。
確かにこのヘナ具合はプワドーでも随一ですな。ウチで最弱の主人公じゃなかろか。
蝶姐とネモには戦う力が、パンハイマやネクには知性と勇気があったけどそのどちらもないという…
シスマリはそんな彼の成長する物語です(取って付けたような)。
本名はクドリャフカ・シネルニコヴァなんだけど、この苗字はとあるロシア人との出会い系サイトに登録してた
お姉ちゃんからゲット。早い話パクった。
スプートニク2号っていう人工衛星がその昔、ロシアから打ち上げられました。
んでその中には一匹の犬が乗組員として乗せられてました。そう、その犬の名前がクドリャフカだったのよ。
地球をどんくらいかぐるぐる回った後に大気圏で燃え尽きてお星様になってしまったという悲劇的結末。
人類にとっては大きな躍進だったろうけど当の犬にとってはコレ以上ないくらい迷惑な話で。
二度と戻る事の適わぬ青い地球を眺めながら衛星軌道をさ迷うクドリャフカの孤独や如何ばかりか〜
ってな具合で付けられた名前です。
デニムの小説に出て来るナイトメアウォーカー発動キーの持ち主ってみんな女性なんだけど、これには意味が
あるのだろうかと思っている君! ありません。
でもまあ何となく鬱って女の子の方が酷くなるカンジしない? 生理の影響とかもあるんだろうけれど。
劇中では鬱な反面、不良っぽくて活発で可愛い娘って事になってます。
俺も北方領土行ってみたいなあ。
あ、そいから地下施設の名前にもなっているスプートニクって『旅人』って意味なんだってさ。
コスプレ七変化兄貴です。本名・神無崎 新。
シスマリが商業誌に乗ったら同人屋にガガとのやおい漫画とか描かれちゃうのかしら。
ガガがかなり鬱でうじうじで前へ進みにくいキャラなのでどうしても必要だったのが彼。
ポジティブでお喋りで容姿端麗というガガとは対極に位置する存在で、この人がいないと話が前に進みません。
あのままガガが公園で鬱ってたとこで話が終わります。
顔がいいのに性格が三枚目ってのはデニムのキャラの基本です。趣味がヘンなのもね。
あと彼はシスコンです。バリバリにシスコンです。
けど血が繋がってないから微妙と言えば微妙なコンプレックスだなあ。
出た! 今作の一押しのクレイジー&スタンピードビューティー、シスター・ヴェノム! 日本語で『毒姉ちゃん』!
ロシア出身のとある歌手が『シスター・カオス』って歌を歌ってたので最初はそういう名前だったんだけど何か
適当にアレンジした方がいいと思ったので毒っぽい語呂を持ってきました。混沌姉ちゃんでもまあ良かったけど。
何か壊れてる女ですが攻撃性や残虐性、妬みや嫉妬なんかがバクレツしてるキャラで描いてて大変楽しい。
イメージとしては士郎正宗が描くようなこう、ウエストが細くて乳のでかい女のアレで。
情緒がそのまま行動や顔や口に出る女。口を開けば罵倒ばかり。周りが全然見えてない。
貴方の周囲にこういう人、いませんか?
ちなみに彼女の放送禁止系の用語は俺が見た色んな洋画の影響です。
最後にこの小説を読んでくれた貴方にわたくしデニムより精一杯のLoveを!
本当にありがとう。